犬と川で遊ぶ時の注意点とは

防災知識

【川遊びの前に確認】ワンちゃんと川で遊ぶときの注意点とは?

夏のレジャーとして人気の「ワンちゃんとの川遊び」。自然の中でリフレッシュできる一方で、油断すると重大な事故やケガにつながることもあります。
この記事では、川での安全な遊び方と、防災の視点から事前に備えておきたいポイントをお伝えします。

ワンちゃんと川に行く前に知っておきたい3つのリスク

川は自然豊かで楽しい場所ですが、その分、危険も隣り合わせです。特にワンちゃんは予期せぬ行動をとることがあるため、飼い主さまがリスクをしっかり把握し、安全に配慮することが大切です。

ここでは、川遊びの前に必ず知っておきたい3つのリスクを紹介します。

1. (犬 川 溺れる)急な深みに注意

川は見た目以上に流れが強く、足場が不安定な場所もあります。
ワンちゃんが足を取られて流されたり、急に深くなったところで溺れてしまう危険性も。

対策:
・川に入る前に必ず水深を確認
・川に慣れていないワンちゃんにはライフジャケットの着用を推奨

2. (犬 川 バクテリア)水質による健康リスク

自然の川には見えない危険が潜んでいます。とくに雨上がりの濁った水には、細菌や寄生虫が含まれていることがあり、ワンちゃんの健康を脅かす原因に。

対策:
水が濁っている場合は遊ばせない
・遊んだ後は必ずきれいな水で体を洗い流す
・下痢や嘔吐など体調の変化に注意し、異常があればすぐに動物病院へ

3. (犬 川 迷子)視界不良や流されによる逸走リスク

ワンちゃんが自由に動ける川辺では、夢中になって走り出してしまうことも。流れに乗って遠くへ流されたり、視界の外に出てしまうと、発見が遅れる恐れがあります。

対策:
・ロングリードの活用や、見失わない位置での遊びを徹底
※ロングリードや岩や木枝に引っかかってしまうこともあるので、十分に注意してください!
・名前を呼んだら戻ってくる呼び戻しトレーニングを日頃から練習しておく

安全に川遊びするために必要な持ち物リスト

飼い主と一緒に持ち物チェックしている犬

川でのワンちゃんとの時間を安全に過ごすためには、事前の準備が大切です。忘れずに持っておきたいアイテムをチェックしましょう。
下記のモノを用意できると安心して遊ぶことができるはずです。

しかし、これらはあくまで一例であって、遊びに行く川、時期や気温、ワンちゃんの性格などで持ち物も異なるはずです。
これらを考慮してベストの状態で遊びにいくことができれば、ワンちゃんも飼い主さまの楽しく最後まで遊ぶことが出来るでしょう。

・犬用ライフジャケット
・ロングリード
・飲み水・折りたたみ式水皿
・タオル(吸水性の高いもの)
・応急処置セット(止血パッド・消毒液など)※あれば安心
・体拭き用のウェットティッシュ
・ゴミ袋(排泄物処理用)

ワンちゃんが楽しめる遊びと注意点

川では「泳ぐ」以外にも様々な楽しみ方がありますが、環境や体調に応じて無理のない範囲で遊ばせることが大切です。

泳ぎが得意なワンちゃんの場合:

  • 必ずライフジャケットを着用
  • 深い場所へは飼い主さまも一緒に付き添う

泳ぎが苦手なワンちゃんの場合:

  • 足がつく浅瀬で遊ばせる
  • 水遊びよりも岸辺でのボール遊びや散策をメインに

どちらの場合も、休憩と水分補給はこまめに取りましょう。
また、川の水は冷たいため、体温低下による不調や体の柔軟性が落ちてしまうことがあるため、怪我のリスクも高くなります。

楽しく遊ぶためにもワンちゃんのペースや体調をしっかりと確認しましょう。


「楽しい」が「後悔」にならないように防災意識を

ワンちゃんとの川遊びは、かけがえのない夏の思い出になります。しかし、ほんの少しの油断が、命を脅かす結果になることも。

「何かあったとき」に備えるのではなく、「何も起こらないように準備する」ことが防災の第一歩です。

川遊びを安心して楽しむためにも、ワンちゃんと飼い主さまが一緒に笑顔で過ごせるよう、今回の注意点をぜひ実践してみてください。¥

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